大日本印刷と日本ユニシスが共同で事業戦略を発表

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 大日本印刷(DNP)と日本ユニシスは、業務提携による今後の事業戦略を発表した。昨年8月に、DNPが日本ユニシスの株式を約18.9%取得して筆頭株主になり、業務提携を発表した。それ以降の活動も踏まえて今回、今後の方針を明らかにした。DNPの新データセンター開設などサービス事業基盤を強化し、顧客企業向けのマーケティングプラットフォームの新規開発、グローバル展開によって、「2016年度の連結売上500億円を目指す」(DNP高波光一副社長)としている。

 

 10月1日付けで、業務提携による事業展開を推進するSI事業開発推進本部(DNP)、DXNビジネス推進部(日本ユニシス)を組織し、共同で企画および営業活動を実施してきた。
 そこでのキーワードは、「マーケティング・販売連携」「サービス事業基盤の強化」「マーケティングプラットフォームの共同開発・展開」「グローバル展開」の4種類となっている。
 マーケティング領域では、両社顧客に対するクロスセルに加え、両社のサービスを統合し拡大していく。これまでの成果としては、200件超の営業提案に加え、サービスベースでは電子図書館サービスの統合や、DNPのデータセンター(DC)で、日本ユニシスのクラウドサービス「U―CLOUD」サービスを展開している。
 特に注力するのがDC事業で、11月に竣工予定のDNPの新DCで、同DCで日本ユニシスのクラウドサービス基盤を使い、企業向けのサービスを展開する。サービス以外にも両社のDCをつなぎ、ユニアデックスが保守を行うなど、2016年度に、新DCを中心としたサービスで300億円の売上を目指す。
 両社が連携するシステム開発プロジェクト向けに、「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」を設置し、品質向上を図る。
 新たなサービスとして、モバイル時代のマーケティングプラットフォームを開発し、ビッグデータ分析や決済、電子書籍、ECサイト構築ならびにBPOサービスを展開し、「O2O、EC市場でのトップシェアを目指す」(日本ユニシス黒川茂社長)としている。それ以外にも、環境・エネルギー、医療、行政サービスなどスマート社会領域のサービス基盤を共同開発する。
 グローバル展開に関しては、日系企業の海外進出に合せてアジア展開から進めていく。新たに構築するマーケティングプラットフォームや、アウトソーシングサービスを中心に提供していく。

 

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