TKCがiPad4千台を無償貸与

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 TKCは、全国の税理士や公認会計士が加盟するTKC全国会の会員のうち、書面添付を実践している約4千名にアップル社のiPadを無償貸与することを発表した。今回の貸与については、TKCが推進している「書面添付実践会員」に対する敬意として無償貸与し、今後普及が見込まれるタッチパネル式ディスプレーの操作感覚に慣れ、タブレット型PCにおける新たな使い道のヒントをフィードバックしてもらうことを目的としている。貸与期間は5年間で、iPadの有償サポートを初年度はTKCが負担する。まずは第一弾として、9月中旬に3476名に貸与する。

 TKCがiPadの提供先として指定した書面添付実践会員とは、国税当局が税務調査対象としている企業の税務申告について、その正確さを税理士の立場で保証する書面添付を行っている税理士のことで、TKC全国会では書面添付を重点活動テーマに定めている。
今回、iPadの無償貸与の対象となるのは、昨年7月から今年6月までの1年間で書面添付を実践したTKC全国会会員の税理士、公認会計士約4千名で、まずは9月中旬までに3476名に貸与する。貸与期間は5年間となる。有償サポートの1年目はTKCが負担し、2年面以降は任意で個人負担となる。
無償貸与されるiPadは、通信キャリアを選択できる「Wi―Fiモデル」の32GBモデルで、会員専用のメールサービスである「ProFITメール」と、TKC関連の電子書籍が閲覧できる電子書籍リーダーがあらかじめダウンロードされている。
TKCとしては、iPadの普及だけでなく、マイクロソフトが発表し、国内数社が製品投入を予定しているウインドウズ7対応のタッチパネル型ディスプレー搭載端末「スレートPC」を視野に入れている。
話題のiPadの操作感覚を体験したうえで、新たな利用方法や利用シーン、TKCシステムとの連携などのヒントをフィードバックとして収集し、次世代のPCスタイルとして普及が予想されるタッチパネル型ディスプレイ搭載端末への取り組みを進めていくことになる。

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