�@Ｐｈｏｎｅ７発売で

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　ｉＰｈｏｎｅ７がアナウンスされスタートダッシュは米国も日本も好調だ。今回は見た目も、新しい機能も事前の予想通りで目新しいものもなく、そろそろスマホも円熟期となり買替えペースも鈍るのではないかと懸念もあったが、そうでもないらしい。ライバルのサムスン社が先んじて投入したギャラクシーがバッテリー爆発の危険で騒ぎになっているのも功を奏したかもしれない。
　 右肩上がりで出荷を伸ばしてきたｉＰｈｏｎｅも今年に入り陰りが見え始めていた。高機能高価格帯のスマートフォンが購買層に行き渡り、新規増の恩恵が無くなり、逆にアンドロイド陣営の様々な機能、価格帯のスマートフォンとの競争にさらされてきている。革新的な機能で買替えの需要を刺激できないと買替えサイクルも徐々に延びるのではとの予想を今後も裏切り続けることがあるなら、その要因は何だろう。デザインの追及や高機能ゆえにガラスにひびが入ったり、負担がかかりバッテリーが弱ってしまって、次の新製品を機に買い替えたいという潜在的欲求が、買替えサイクルの長期化抑制に働いているとも考えられる。
　 ただ、製品として成熟期にきていることは間違いなく、かつてＰＣがスマホにとって代られたように、革新的デバイスが電話とネットの機能を取り込めば、スマホは過去のものになるかもしれない。次なるものが何かイメージすることは難しいが、所詮スマホもホストコンピュータや当初のＰＣと同じく1台で何でもできるという発想で成立しており、ＰＣの延長線上にある端末だ。
　 ＰＣはもとより人間の働き方さえもネットワークを通して高度に連携して協業していく流れの中、新しいサービスもＩｏＴを駆使して複数のセンサーと端末がネットワークでつながり電話とＰＣとＶＲとプラスアルファーを実現していくものになるとすれば、今から次なるスマート端末の購入が楽しみになる。　　 （Ｙ）