JISAが情報サービス企業向けにアワードを新設

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 情報サービス産業協会(JISA)は、業界の地位向上やブランドの確率を目的として、ITベンダーが提供するITサービスやビジネスモデル、経営の仕組み・制度を表彰する「JISA Awards(アワーズ)2012」を創設する。対象は、JISA会員における2010年10月から今年9月までに実績や成果を収めたシステムや経営の制度で、独創性が強く、国際的に通用する事例であるかどうかが選考のポイントとなる。募集期間は9月30日までで、12月に審査結果が発表され、来年1月に開催されるJISAの賀詞交歓会で授賞式が行われる。

 アワードの表彰対象となるのは、「顧客に提供する情報サービス」と「IT企業の経営の仕組み・制度」の2種類となる。
 前者には、情報通信システムやソフトウェア、ITサービス、プロダクト自体と、情報サービス提供の仕組みが含まれる。そのなかで、「ビジネスモデル」「開発・運用技術・ノウハウ」「マネージメント」の3分野が評価される。 後者の経営の仕組みに関しては、「人事労務」「財務」「法務」「CSR」のいずれかの側面から評価される。例えば、グローバル基準の先進的な就労環境や、海外市場の開拓実績、業界の取引高度化への課題解決、環境問題や社会における情報教育への貢献などが評価対象となる。
 応募者は、東京大学大学院情報学環の坂村健教授を委員長とする外部の有識者を中心とした選考委員会において、プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションならびに合格者の決定は11月の下旬を予定しており、以降12月の中旬に審査結果が一般に発表され、新年賀詞交歓会で授賞式が行われる。

受賞者の事例は、1年間、JISAコンベンションをはじめとするJISAの行事や講演会で紹介されるほか、「JISAアワーズ2012」のロゴマークを使用することができる。

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情報サービス産業協会